2/12-2/19

2/12

学会②の予稿を書く。卒研の発表会が終わってからというもの、自分の研究を文章にまとめる作業ばかりしていて、さすがに飽きてきた。指導教員の寄与が大きすぎて、あまり「自分の研究」と言いすぎるのも憚られるのだけど。

午後は眼鏡市場に新しい眼鏡を作りにいった。ここ3年ほど外出時はコンタクトレンズを付けていたが、新年度から研究室で長時間のデスクワークを毎日するとなると眼鏡が欲しい。今自宅で付けているものはいつ作ったかも忘れた古いもので、外に持ち出すなら度数的にも絶対に作り直した方がいいと思った。
客の個別のニーズに合わせた商品を提案するときに適切な距離感を取るのってすごく難しいことだと思うのだけど、そういう意味で今日担当してくれた人はとても良かった。いやらしくないフランクさで、知識をしっかり開示しつつも上から目線の決めつけなどは全くしない感じ。遠くは今の眼鏡よりよく見えて、手元は度数を強めすぎないようにしてもらった。右目に乱視が入ったらしい。視力検査のとき、乱視を計測してるなああ〜〜っていうのがわかりやすくて面白かった。持ち前の優柔不断さ・完璧主義さを発揮してフレーム選びはめちゃくちゃ時間をかけた。ウェリントン型のあんまり太すぎない感じになった。眼鏡の形で与える印象の違いとか気にしたことなさすぎて勉強になった。

 

2/13

評判の「RRR」を昼から渋谷で観た。イギリス統治下のインドで2人の男が友情と使命の狭間に揺れる...というストーリーは王道だけど、とにかく魅せ方が良かった。アクションシーンが「そうはならないだろ」という馬鹿さの連続だけど、映像技術のおかげでそれが決して白けさせる要素にはなっておらず、ずっと楽しかった。ラーマとビームが火の化身と水の化身みたいになっているところが一番面白かった。肩車で戦うシーンとか冷静に考えたらありえないけど、そのシーンに到達する頃には頭がRRRに支配されて、合理的な戦術とすら思える。インド映画を初めて意識的に観た気がするけど、カメラワークとか大げさなスローモーションの使い方が洋画や邦画とは違うなと思った(一般化できることではないかも)。その最大の特徴と言える歌とダンスは、観る前までは冗長なものだと思っていたけど、全くそんなことはなかった。ナートゥダンスが永遠に脳内再生されている。


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夕方には宮下パークの渋谷横丁に初めて行った。全国各地の食を提供する店が集まっている。店員がギャルすぎてすごかった。2軒目に行った「千」という居酒屋は非常に良かったのでまた行きたい。

 

2/14

終日胃もたれ。アルコール耐性というより胃が弱くなってません?

夜は3月に泊まる宿を探した。条件に沿う宿を全て列挙してから決めたくて非常に億劫な上、それを実際にやるには労力がかかりすぎるためいつも中途半端な感じになってしまう。

 

2/15

omocoro.jp

良すぎる。人生は、あり得たかもしれない断片の寄せ集めの、その一つの実現形に過ぎない。世田谷代田、ちょうど住んでみたいな〜と思っていた辺りだったのでビックリした。

喫緊のタスクが無くなったので、ポケモンSVのランクマッチに手を出してしまった。マスカーニャとハバタクカミは絶対に組み込もうと思って、あとは現環境で強いポケモンを選んだらカイリュー、サーフゴー、ラウドボーン、キョジオーンの並びになった。対戦数を積まない状態であんまり考えてもなと思い、ネット上の育成論や動画を適当にパクった。
3時間程度で育成を終えて、何戦かしてみた。ランクが低いうちは結構勝てて嬉しい。高度ではなくても多少は相手の行動が読めるもので、そこに自分の戦術がはまるととても気持ちいい。ちょっと熱中してしまうかもしれない。

 

2/16

大学の行ったことない附属図書館で本を借りた。貸出期間3週間で2回延長可能って、絶対ここの方がいいな。

 

2/17

午前中に歯医者に行き、午後は「fuzkue」という喫茶店に行ってみた。本をじっくり読むことに特化させている点で面白いと思いつつ、マナーや料金設定でハードルが高いなと思っていたけど、まあ一度行ってみるかということで。実際本に集中する環境としてはそれなりに快適で、軽食として頼んだピザトーストも美味しかった。とはいえそもそもマスクをして他の客に気を遣いながらリラックスするというのが難しい注文だった。今後も気が向いたら行くかもだけど、しばらくはいいかな。

fuzkue.com

2/19

ノウルシ、Sept.共催のライブイベント「ONLY IN DREAMS」に行ってきた。下北沢THREEは去年3月以来2度目。オリジナルドリンクとしてウイスキーのビール割りとかアホなものを提供してたけど、カシオレのビール割りは意外に美味しかった。

1組目のMOTHERは今回初めて知った。静と動のコントラストの中で轟音を鳴らすシューゲイズバンドで、「揺らぎ」に近いものを感じた。

2組目のMoon In June、ライブで聴くとシューゲイズというよりもインディーポップ感が際立つ印象だった。ギターの2人の顔や佇まいにそれぞれ夏botさんと草野マサムネさんに近いものを感じた。

3組目のSept.は音源で感じていた印象よりもだいぶ好きだった。低音の厚みとボーカルはライブの方がかなり勝る。ボーカルとベースの2人がシンセを演奏する曲なんかで特に、これこそドリームポップだな〜と思った。ノウルシのラピスラズリのカバーも良かったし、non finitoを演奏してくれたのが嬉しかった。この曲本当に良いな。


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トリのノウルシはもう本当に最高だった。メンバーの皆のエフェクターボードがぎゅうぎゅうに詰まっていて、転換の段階から嬉しくなった。去年出たEPのPrototype Human: Nearsideに沿ったセトリで始まった。ノウルシのそれまでの曲よりはシューゲイズ色が薄く、シンセを入れたりボーカルを重ねたりした新規軸の曲でまとまっているけど、これはこれでめちゃくちゃ好き。ライブではこうなるのかという発見もあった。今までこのタイプの曲をライブで聴くことがなかったので、大きな収穫。このEPがより好きになった。ベースの目の前で観てたけど、めちゃくちゃ音が良かった。そして何よりギターボーカルのタジリさんのステージングがカッコ良すぎる。容姿や立ち振る舞いの点で憧れる男性ミュージシャンは何人かいるけど、そのうちの1人になった。EPの5曲が終わった後は、Sept.のnon finitoをカバーし、ラピスラズリを自分らでも演奏するという流れ。Sept.よりもギターのリバーブが際立っていて、ボーカルもウィスパー感が大きいのでよりシューゲイズライクなアレンジになっていた。本当に良かった。ラストの「燃え残りの星々」は、今月初めのリリース時からだいぶ気に入っていたのでずっと期待していた。キャッチーで疾走感がありながらも幻想的で壮大な感じ、両立させるのが難しいものを全て取り込んでしまっているような印象で、すごい曲だと思うし演奏も当然最高だった。正直これで終わりでも良かったけど、アンコールで「クリームソーダに沈めて」を演ってくれた。ノウルシを聴き始めたきっかけの曲。その日一音がデカくて気持ち良かった。

どのバンドも良かったけど、ノウルシはその中でも随一だった。ノウルシの企画は次回も絶対に行きたい。