3/7-3/23

高校からの友達、サークル同期それぞれと卒業旅行に行ってきた。その行程をつぶさに書くのは野暮な気がするのでやめておく。スキローのショックが残ったまま出掛けたけど、いざ旅行が始まってみれば平気だった。その意味ではタイミングがよかったかも。
濃い人間関係が築けないことに劣等感を抱いて鬱々とするみたいなことがここ2年くらいあったけど、こういう機会があるたびにそんなに悩むようなことはないなと思う。対面で会ったことのなかった京都の友達にも会うこともできた。

坂の多い街が好きなので、長崎は本当に良かった。坂の上から見た景色が好きなのはもちろんのこと、その斜面上に出来た住宅地が特に好き。住環境としては不便なことの方が多いと思うんだけど、その土地条件のなかでできた街並みは平地のものよりも生活感を感じる。地元民しか使わなそうな細い道を見つけたときの高揚と言ったら......。坂の上の宿を出て、真夜中にたくさん散策してしまった。

旅行から帰ってきてすぐ、研究集会の関係で東京に来ていた高校時代の友達とも会った。期せずしてめちゃくちゃ卒業シーズンらしい動きをしている。外見も話し方も趣味も高校のときから全然変わっていなくて、安心感しかなかった。京都の友達と会ったときも含めて、自分もオタク的な根っこは全く変わっていないことを実感した。多分一生こうです。

 

プールと銃口

転調を多用しつつ、NUMBER GIRL周辺由来のオルタナサウンドでキラキラした青春を歌うバンド。男女混成ボーカルであることもあって尚更キラキラ感がすごい。それゆえに本来あまり受け付けないはずなんだけど、音が好みすぎてなんか聴けてしまう。


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Blurred City Lights

正統派シューゲイズを真剣にやってる。深く効いたディストーションがこれこれ〜!って感じ。日本的なキャッチーな歌メロのシューゲはもはや完成されたジャンルだと思う。めちゃくちゃ今後に期待って感じのバンド。


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國 presents「HiGAIN」

國、ayutthaya、kurayamisakaのスリーマンライブに行ってきた。会場の西永福JAMは前回行ったときにはまあまあ空きがあったのだけど、今回は整列入場が必要なほどに混んでいた。自分としては前回のライブの方が注目していたので意外だった。

國の人が奇跡的なライブと言っていたけど、自分にとってもまさにそうだった。去年の夏にハマったkurayamisakaに加え、年末頃に聴き始めた國とayutthayaが一緒にやるとは、自分のためのライブかと。

1組目のkurayamisaka、人垣の後ろの方でもガンガン響いてくる音のデカさだった。ギター3本だしね。farewellやseasonsを生で聴けたのが嬉しかったし、新曲もめちゃくちゃ良かった。リリックビデオが出てるevergreenもいいけど、modify Youthのキャッチーなギターのフレーズと男性ボーカルには新しいザカを感じた。ジャケットにめばちさんを起用してるのが天才的すぎる。


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ayutthayaはとにかく安定感が凄かった。ライブの上手さという点では3バンドの中で別格じゃないか。ボーカルのハキハキした大きい発声の仕方が気持ちよかった。惜しむらくはセトリの後半の曲を全く知らなかったこと。

國はリードギターの音がドンピシャで好き。新曲のbreezingはめちゃくちゃかっこいいし、特に最後の霖雨とアンコールのkagerouが随一のパフォーマンスだった。一曲の中での躍動が激しい曲を最後にやられるとそれだけでブチ上がってしまう。

ただ全体としては最高に没入できたライブとまでは行かなかった。それは演者のパフォーマンスの問題では全くなくて、自分があまり曲を聴き込めていなかったことや、想像以上の混雑、そして先月のライブが良すぎたことに起因していると思う。ライブに向けたチューニング次第で満足度が大きく変わるなーと思うので、週末のフォトハイの解散ライブは本当に大事にして望みたい。