4/21

羊文学 LIVE 2024 "III"

4年前くらいから細々と追っているつもりではいるが、ライブは初めて。開場時間前に余裕をもって到着し、ポスターの特典付きのCDと狙っていたTシャツを買った。この夏にガシガシ着るぞ。開演前にマイブラのto here knows whenとかニルヴァーナのRape meとかが流れていて良かった。横アリで流していいんだ。

開演、イントロから轟音。ポップな歌メロや歌詞に凶悪なオルタナサウンドが重なっているだけで嬉しくなる。インディーズから羊文学としてここまでやってきて、今この音楽性でアリーナを埋めているという事実が嬉しい。デカいステージももう様になっているように見えた。

(特に最近の)羊文学はシューゲじゃないだろ...と思っていたが、一周回ってやっぱシューゲかも...とも思えてきた。シューゲイズバンドというラベリングは正しくないと思うけど、特にAddictionとか、マイブラから流れてきたエッセンスを感じる。


www.youtube.com

GO!!!なんかもライブ映えしてすごく楽しかったんだが、その次の「人間だった」が良かった。ポエトリー的なパートからの全て解放するようなバンドアンサンブルがめちゃくちゃ気持ちよかった。

一番よかったのは「光るとき」。やっぱり名曲すぎる。普通に泣きそうになった。歌詞がすば抜けて良い。


www.youtube.com

ところどころテンポが遅くなる気がしたんだが、フクダ氏が不調だったっぽい?不満というほどのことはないけど、次は万全の形で、あと出来れば小さい箱で聴きたい。

 

視覚思考 vs 言語思考

インターネットでよく話題になる言説。ゆる言語学ラジオが取り上げていて、それなりに反響を呼んでいた。本編で引用していた本によれば「会話をするときに、脳の視覚を司る部位が活性化する人と言語を司る部位が活性化する人がいる」とのこと。それが人を異なる思考様式をもつ群に分けられることの傍証らしい。そのこと自体はまあ納得できるし面白いんだけど、そこから先のラジオ内でのトークが物事を単純化し過ぎてる気がして、眉に唾をつけて聞いてた。二分化アンチ。

一旦そういう言説を認めるとして自分がどうかと言うと、まあ言語思考をしている気がする……。ただ特段言語化が得意なわけではないし、何か考えるときに視覚的なイメージが浮かばないわけでもない気がする。方向音痴だけど。結局視覚思考と言語思考の間のグラデーションだという話に落ち着くんだろうが、なんか納得いってない。まあまず引用元の本を読めという話ではある。

 

布団の重み

暖かくなってきて布団が軽くなるとともに、はじめのうちは眠りが浅くなる。ここ2日くらいで徐々に深く眠れるようになってきた。

柳沢正史の言葉を間に受けて割とちゃんと寝るようにはしてるんだが、快適な環境を整えるという部分が難しい。温度は特に今の時期難しいし、音も。引っ越して以降、基本的には騒音で困ることはないんだが、たまに昼前まで寝ようとするとどうしても日が昇ってから上階の音によりどこかのタイミングで起こされてしまう。まあ、ちゃんと健全な時間に寝起きしましょうということで......。


www.youtube.com

 

ガールズバンドクライ

3話まで観た。やっぱり面白い。

安和すばるの演技にちょっと不安になる瞬間があるんだが、それさえもいい気もする。この作品には色んな点でオルタナティブであってほしいと思っているがゆえに(?)。そもそも普段アニメの演技に慣れすぎているのかもしれない。

アクターズスクールって高校通いながらとか、卒業後に専門学校的な立ち位置とかで通う感じじゃないんだ。俳優を目指しているわけじゃないのに高卒認定が貰えないスクールに通っているすばる、人間としてのリアリティがあってかなり好きになった。

仁菜といい、普段の言動から育ってきた環境がなんとなく想像できるような描写の仕方が良い。個人の過去のエピソードとか色々掘る余地が残されていそうだが、必ずしも全部回収しなくてもいいかなとも思う。まあ、アニメ終了後も色んな形で展開が続いていく作品になればいいな。

すばるが仁菜に好きな音楽を聴くシーンで、当然のようにバンドとボカロが並置されていたことになんかグッときた。市民権を得ている。

突如現れた3Dゴシック体の「日曜の昼」、さすがに面白い。

 

誕生日

だった。増えていく数字にもはや嬉しさはないが、気にかけてくれる友人がいることがとても嬉しい。当日は特に誰かに会ったりはしていないが、靴を磨いたりケーキを買ってきたり久々に湯船に入ったり、積んでたスキップとローファーを読んだり。自分で自分の機嫌を取るような過ごし方をした。大人になっ(てしまっ)たなと思う。

 

スキップとローファー

最新刊を読んだ。登場人物のみんなが可愛くてしゃーない。この漫画は全員に感情移入できるからすごい。みんな幸せになってほしいと思うし、俺も幸せになりたいと思わされる。

江頭ミカの自意識の強さが本当に愛おしい。ナオさんとの関係もいい。ナオさんの「絶対」の言葉、普通に自分も勇気づけられてしまった。

風上先輩や花園先生にも光を当ててくれたのが嬉しかったな。志摩くんの家庭の話は心がヒリヒリするから早く円満に解決してほしい。

美津未の地元のモデルが石川県珠洲市であること、作者の高松さんの実家も被災したことを知っていたたまれない気持ちになった。こういう時でないと思いをかけられない自分は薄情だなと思ったりもするが、この作品を読み続けていたことは良かったと思う。