5/17-22

雑記

モチベ

GWは学習モチベが低めだったが、今はかなり高い。逆五月病。なぜこういう時期が長期休みに来てくれないのか、というより長期休みだから来ないのか……。

院試を頑張るべきであるということに気づいてしまったので、1年の復習から始めている。モチベが高いとはいえ、これからやろうとしていることが院試までに終わるとは思えないのだが、細かく計画を立てるよりも目についたものから進めていく方が進捗を生んでいけることに最近気づいたので、そうしている。願わくばこの状態がずっと続いてほしい。

 

Notion

使おうと思っては諦めてを繰り返していたNotion、ここに来てやっとまともに使えそう。めちゃくちゃ便利だ。満足に使えるテンプレートを一から自分で作るのは無理である一方で、ネットに転がっているものは高機能すぎて持て余すことがわかったので、色々とダウンロードした上で必要なものだけを集めたキメラを作った。

とりあえずは授業の記録(URLや課題の情報を集めたもの)、院試勉強関連、リーディングリストあたりを作って快適に運用できている。特に数式入りのメモをブロック単位で動かしながら編集でき、それを階層化できるのが偉すぎる。自分のカスPCではマルチタスクでだいぶ重くなるけど、それでも使う価値はある。

 

学会

大きな学会に初現地参加した。こういうのに参加すると、博士号取りたいかもなあという気持ちにさせられてしまう。自分の専門性を持って議論する先生方がかっこいいなというのと、自分のアイデンティティは工学や社会貢献ではなく完全に理学だなというのと……。障壁は間違いなく博士を出た後の就職先なんだけど、色々お話を聞いていると楽観視してしまう。それが生存バイアスなのは疑いようもない。どうすっかね〜。

 

感想

手塚治虫罪と罰

いつも散髪をお願いしている美容師さんが貸してくれた。つい最近その方が独立して、新しい店の最初期からの客になることができたので、距離も縮まった感がある。いいね。

重厚な原作が文字通りコミカルにアレンジされて単行本一冊にまとまっている。原作小説で言葉を尽くして描かれる登場人物の人柄を、少ないイラストと台詞で表現できてしまうというところで手塚治虫の凄さを感じた。ラストの改変はめちゃくちゃ大胆で、これはこれで違う読み方ができそう。ただ原作で嫌というほど訴えかけてくるラスコーリニコフの激烈な葛藤は感じられなかった。

ところでその美容師さんには既に僕の素性や趣味を色々と開示しているが、その上でのコレはどういうチョイスなんだろうか……。

 

ファイト・クラブ

前から観たかった映画。今読んでる『暇と退屈の倫理学』で取り上げられており、ちょうど良いタイミングだったので視聴した。簡単に言えば、不眠症に悩まされる主人公がタイラーという人物に出会い、夜な夜な見知らぬ男たちと殴り合う「ファイト・クラブ」に身を投じていく話。消費社会からの精神的な解放がテーマでありつつ、監督の遊び心もいっぱいで、エンターテインメントとして強すぎる。

ファイト・クラブが創設してすぐの頃の殴り合いの描写にはめちゃくちゃ興奮する一方で、その活動がエスカレートしていくと同調しきれなくなる感じ、主人公と完全に同じ心境に立たされてしまった。ファイトクラブに救済を見出すのはよく理解できるけど、タイラー的になるべきかと言われるとそうは思えず、自分はどういう立場を取るべきなのか決めかねるところはある。コレをAmazonのサブスクで観ているという皮肉もある。とにかくブラッド・ピット演じるタイラーがかっこよく、ラストが美しい。面白かったです。

 

Luby Sparks - Search + Destroy

Search + Destroy

今月リリースされた2ndアルバム。シューゲイザーというよりも、より広くオルタナティブロックとしての幅を広げていて、楽曲のバリエーションが豊かになってる。どの曲も歌の存在感が強い気がして、その歌声がめちゃくちゃ好き。最後の曲でありリード曲の「Search + Destroy」が超エモい。これ凄まじいアルバムなんじゃないか……?

 

タケノコ少年 - ラストアリス


www.youtube.com

ともはちさんがギターで参加している。いつもの配信で聴いているテレキャスの音が聴こえてきて最高。DECO*27的なボカロギターロックで、参加メンバーを抜きにしても好きな曲。

 

BUMP OF CHICKEN - jupiter

このアルバム、めちゃくちゃシューゲイザーだという知見を得た。今よりもずっと荒々しい音作りで、フィードバックノイズも織り交ぜたギターサウンドは、そう言う他ない。特に"Title of mine"とか。天体観測のイントロとかもね……。